個人型確定拠出年金を始めるときに調べたことをまとめておきます。(2019.07.12)
メガバンクの各支店に電話して「確定拠出年金の説明をして欲しい」と頼むと対応の可否を教えてくれるはずです。
全ての店舗で対応できるわけではないそうです。東京、神奈川であれば、近くに説明してくれるところがあると思います。
年金
最初に、個人型確定拠出年金と企業型確定拠出年金の位置付けです。
まずは、政府の資料から。
本田のホームページの図がわかりやすいです。少し複雑です。
確定拠出年金が出てきた歴史はこちら。
企業型確定拠出年金
20才になると、国民年金を払うことになります。
会社に入ると、厚生年金(保険)を払うことになります。
給料から勝手に支払われています。
金額は明細で確認できます。
企業型確定拠出年金を導入している会社に入社した場合、年金になるお金を会社が負担します。
(選択制とマッチング拠出は、自分で負担です。)
運用は自分でやります。債権や株式の知識が必要になります。
個人型確定拠出年金
企業型確定拠出年金を導入している会社から、企業型確定拠出年金を導入していない(厚生年金基金を導入している、または確定給付企業年金を導入している)会社に転職すると、今まで運用していた企業型確定拠出年金を個人型確定拠出年金に移す必要があります。
そして、毎月の手数料を気にする必要が出てきます。
掛金なしでも、払う手数料。必ず毎月払う手数料。
64円
掛金ありのとき、払う手数料。103 + 64 = 167円。
167円
銀行、ネット証券が取る手数料。
常にゼロのところ
条件を満たせばゼロのところ
常に手数料ありのところ
の3種類があります。
転職後や退職後に、個人型確定拠出年金に掛金を出す気がないという人は、毎月64円で済むところ一択と思います。
退職した会社で積み立てていた年金は、個人型に移管するときに移管時配分指定書で配分を指定して運用することになります。これを定期預金に100%の配分とすると、2019年の金利0.01%では、金額にもよりますが、基本的にほぼ横ばいに推移することになります。
定期預金と投資信託
老後に備えた積立てを非課税で行いたいという人は、手数料、信託報酬、なども考慮して、バランス型で安全重視か、新興国株式で一発狙うか、などなど検討することがたくさんあります。
リーマンショックのような底の底を危惧する人は、定期預金も視野に入ると思います。
長い期間で見て、多くの成長中の会社の株式を持っていれば、合計で増えている、というよくある話しに乗るという人は、国内株式、先進国株式、新興国株式、が視野に入ると思います。
債券、REIT(不動産投資信託)、なども含めて、本を買って調べる必要があるでしょう。大事なお金の話しですので。
まとめ
入社と同時に、投資信託の知識が必要な時代になってきてしまいました。
国民年金について真剣に考え直して、厚生年金を覚えて、保険や共済も選ばないといけない、という状況にさらに投資信託が追加です。
同期入社の人達、彼氏彼女、親、兄弟姉妹、先輩、後輩、と確定拠出年金の話しを継続していく他ないと思います。話題が1つ増えたとも言えます。