履歴を活用する

環境を新しく作成したときに、履歴を活用する設定をします。
dockerを立ち上げる場合などはとても便利です。

csh/tcsh

今(2019.06.03)、FreeBSDではcshとtcshはハードリンクになっています。
実体は同じですが、tcshを使うとして説明します。
(Ubuntu 18.04.2でsudo apt-get install tcshとすると、csh -> tcshになります。)

~/.tcshrcに下記を記述します。

~/.tcshrc

bindkey -k up history-search-backward
bindkey -k down history-search-forward

history関連で.tcshrcに対する設定は下記のようにします。

~/.tcshrc

set histfile = ~/.tcsh_history

set history = 8192
set savehist = (65536 merge)

“savehist merge”で検索すると、色々と問題があった歴史がわかります。自分で積極的にhistoryを保存する仕組みを作った方が安全です。

bash

~/.inputrcに以下の行を追加します。

~/.inputrc

"\e[A":history-search-backward
"\e[B":history-search-forward

history関連で.bashrc(または.bash_profile)に対する設定は下記のようにします。

~/.bashrc

HISTSIZE=8192
export HISTSIZE
HISTFILESIZE=65536
export HISTFILESIZE

historyの保存

tcshの場合は下記で、~/.tcsh_historyを更新できます。


history -S

bashの場合は下記で、~/.bash_historyを更新できます。


history -a
history -w

手順書を作成することがわかっている場合は、下記で残しておくという簡単な方法も有効です。


作業を開始
作業が完了
history > history_docker_redmine_git_2019_06_01
cp ~/.tcsh_history tcsh_history_docker_redmine_git_2019_06_01

他、下記の方法があります。


script
作業を開始
作業が完了
exit
cp typescript manual_docker_redmine_git

参考

SHELLのコマンド履歴検索を便利にしよう

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viを使う 6 (.vimrc)
履歴を活用する
.bashrc
STM32CubeIDE 2 (Ubuntu 20.04の開発環境を整備する)


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