ラックギアを作成します。
歯を1つ作って、複製して、台を付けるところまで進めます。
Fusion 360
Fusion 360を起動すると次の画面となります。
![Fusion 360 just boot Fusion 360 just boot](/image/201/002/001.png)
基本的な使い方については、下記を参照ください。
Fusion 360 1
Save / 保存
New Designを、tmpとして保存します。
Insert into Current Design
Pinion_for_Servo_Motorを呼び出します。
Data PanelからPinion_for_Servo_Motorを右クリックして、[Insert into Current Design]を選択します。
[OK]をクリックします。
右上のTOPをクリックします。
![001 001](/image/201/012/001_ws.jpg)
[Modify] >> [Move/Copy] : キーボードショートカット ‘m’
Move Object : Components
Zで7.5deg回転させます。
歯を、Y軸に対して左右対称にして、Sketchを描きやすくするためです。
OKをクリックします。
![002 002](/image/201/012/002_ws.jpg)
Sketch / 素描 + Dimension / 寸法
[Create] >> [Line] : キーボードショートカット ‘l’
[Capture Posion]をクリックします。
![003 003](/image/201/012/003_ws.jpg)
ここを選択します。
![004 004](/image/201/012/004_ws.jpg)
始めに、円の中心を取るための補助の操作を2つやります。
ピニオンギアの中心が原点にあります。
原点から真下に40mmの線を引き、それと垂直になるように線を引きます。拘束を使い、接線とすることも可能です。
40mm
90deg
![005 005](/image/201/012/005_ws.jpg)
次に、横の線を引きます。
[Create] >> [Line] : キーボードショートカット ‘l’
12mm(適当)
180deg
![006 006](/image/201/012/006_ws.jpg)
Spur Gearが出力する点線があります。これを利用します。
ピッチ円のはずです。拘束を使って接線とします。
[Constraints] >> [Tangent]
![007 007](/image/201/012/007_ws.jpg)
円を作成します。
[Create] >> [Circle] >> [Center Diameter Circle] : キーボードショートカット ‘c’
歯にくっつけることができます。
接線として良さそうなところを探します。大体、直径が3.737mmくらいが接線ぽいです。
![008 008](/image/201/012/008_ws.jpg)
![009 009](/image/201/012/009_ws.jpg)
Backlashを考慮して、下記の円を作成します。
[Create] >> [Circle] >> [Center Diameter Circle] : キーボードショートカット ‘c’
3.637
![010 010](/image/201/012/010_ws.jpg)
addendumとdedendumの横の線を引きます。
計算式は下記です。KHKの資料の情報なので、間違っているはずがありません !!
addendum = 1.00 * (module)
dedendum = 1.25 * (module)
2.5
3.125
補助。
[Create] >> [Line] : キーボードショートカット ‘l’
2.5mm
90deg
補助。
[Create] >> [Line] : キーボードショートカット ‘l’
3.125mm
90deg
![011 011](/image/201/012/011_ws.jpg)
補助を使って横線を引きます。
[Create] >> [Line] : キーボードショートカット ‘l’
[Create] >> [Line] : キーボードショートカット ‘l’
![012 012](/image/201/012/012_ws.jpg)
20degの線を引きます。160degとする場合も70degとする場合も110degとする場合もあります。
[Create] >> [Line] : キーボードショートカット ‘l’
10mm(適当)
70deg
![013 013](/image/201/012/013_ws.jpg)
直径3.637の円に対して下記の操作を行います。
[Constraints] >> [Fix/UnFix]
20degの線を直径3.637の円に対する接線とします。
[Constraints] >> [Tangent]
![014 014](/image/201/012/014_ws.jpg)
反対側に対しても同様の操作をします。
![015 015](/image/201/012/015_ws.jpg)
![016 016](/image/201/012/016_ws.jpg)
Extrude / 押し出し
[Create] >> [Extrude] : キーボードショートカット ‘e’
10mm
![017 017](/image/201/012/017_ws.jpg)
![018 018](/image/201/012/018_ws.jpg)
外側の円は削除しておいた方が楽です。
Save / 保存
ここで、一旦区切ります。
ピニオンギヤを削除します。
![019 019](/image/201/012/019_ws.jpg)
[Delete]をクリックします。
![020 020](/image/201/012/020_ws.jpg)
![022 022](/image/201/012/022_ws.jpg)
tmpを上書き保存します。
New Designを開いて、tmp_2として保存します。
![023 023](/image/201/012/023_ws.jpg)
Insert into Current Design
tmpを呼び出します。
![024 024](/image/201/012/024_ws.jpg)
複製する
上記で作成したものを複製します。
[Create] >> [Pattern] >> [Rectangular Pattern]
Pattern Type : Components(BodyでもComponentでもいけます)
Objects : 歯を選択します
Directions : 次の図の赤線を選択します
![026 026](/image/201/012/026_ws.jpg)
Distance Type : Spacing
次の計算をしておきます。
Pitch = (module) * (pi)
2.5 * 3.141592 = 7.85398 = 7.854
2.5 * 3.1415926535 = 7.853981 = 7.854
Quantity : 16
16個で約60度の旋回の計算です。
90度を目指すなら、ウォームギヤにするか、モーターを変えるか、など検討が必要となります。
凄い大きさになってもいいなら、この作りでもいけます。
Suppressについては、下記の動画で説明されています。
一気に複製したいけど、ところどころは削除したいというときは、suppressにチェックを入れて複製して、その後にそれぞれ1個ずつのチェックを外すと削除の対象となります。
What does SUPPRESS do?
![027 027](/image/201/012/027_ws.jpg)
[OK]をクリックします。
![028 028](/image/201/012/028_ws.jpg)
Sketch / 素描 + Dimension / 寸法
土台部分を作成します。
[Create] >> [Rectangle] : キーボードショートカット ‘r’
一番左の歯の裏側を選択します。
一番左の歯の角はSnapできるので、これを使います。
一番右の歯の角にSnapできないので、途中までの長方形を描きます。
![029 029](/image/201/012/029_ws.jpg)
Extrude / 押し出し
[Create] >> [Extrude] : キーボードショートカット ‘e’
3mm
![030 030](/image/201/012/030_ws.jpg)
Sketch / 素描 + Dimension / 寸法
一番右の歯の裏側を選択します。
![031 031](/image/201/012/031_ws.jpg)
一番右の歯の大きさの長方形を描きます。
![032 032](/image/201/012/032_ws.jpg)
Extrude / 押し出し
Joinで3mmだけExtrudeします。
[Create] >> [Extrude] : キーボードショートカット ‘e’
3mm
![033 033](/image/201/012/033_ws.jpg)
![034 034](/image/201/012/034_ws.jpg)
Sketch / 素描 + Dimension / 寸法
六角ボルトを取り付けるための板を左右につけます。
ここを選択します。
![035 035](/image/201/012/035_ws.jpg)
伸ばす部分の長方形を描きます。
[Create] >> [Rectangle] : キーボードショートカット ‘r’
縦 : 10
横 : 3
![036 036](/image/201/012/036_ws.jpg)
Extrude / 押し出し
[Create] >> [Extrude] : キーボードショートカット ‘e’
10mm
![037 037](/image/201/012/037_ws.jpg)
Sketch / 素描 + Dimension / 寸法
六角ボルトを取り付けるための板を左右につけます。
逆側です。
ここを選択します。
![038 038](/image/201/012/038_ws.jpg)
伸ばす部分の長方形を描きます。
[Create] >> [Rectangle] : キーボードショートカット ‘r’
縦 : 10
横 : 3
![039 039](/image/201/012/039_ws.jpg)
Extrude / 押し出し
[Create] >> [Extrude] : キーボードショートカット ‘e’
10mm
![040 040](/image/201/012/040_ws.jpg)
Save as/ 名前を付けて保存
Rack_Gear_Parts_Aとして保存します。
まとめ
完成です !!
![041 041](/image/201/012/041_ws.jpg)
下記を参考にしています。
Fusion 360 Rack and Pinion Tutorial
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