VMware Fusion Player 12の中のUbuntu 20.04に、NUCLEO G474RE用の環境を整えます。
True StudioとかCubeMXとか色々とありましたが、STM32CubeIDEに落ち着いたようです。
もう変えないで欲しいところです。
STM32CubeIDEの入手
STM32CubeIDEは、STのアカウントを作成しなくてもダウンロードできます。
ただ、メールを受け取って、そこのリンクから取得するので、仮想環境内でやるよりも、いつもの環境でやった方がいいです。
VMware Fusion Player 12は、何も設定しなくてもDrag & Dropを双方向で出来ます。
自分の場合はMacで取得して、Ubuntu上にコピーしました。
MacからUbuntuへのファイルのコピーができますが、MacからUbuntuへのディレクトリのコピーはできません。
資料のダウンロードにアカウントが必要な場合もあるので、アカウントは作成した方が良いと思います。
下記からUbuntu用にLnxを取得します。
Integrated Development Environment for STM32
下記でも議論されていますが、質問者の意図は「Ubuntuの中身はDebianなんで、DEBかLnxか、どっちよ ?」だと思うのですが、中の人が「sudoが要るか要らないだよ。Generic Linux Installerで上手くいったよ。」という回答をしています。
How to install STM32CubeIDE on Ubuntu?
とりあえずGeneric Linux Installerを使います。
下記がダウンロードされます。ファイル名にlnxの文字列を入れて欲しい。(2021.11.11)
Macでダウンロードすると、zipが自動的にごみ箱に入ってしまいます。回収しましょう。
en.st-stm32cubeide_1.7.0_10852_20210715_0634_amd64.sh_v1.7.0.zip
STM32CubeIDEのインストール
Macから、VMware Fusion Player 12のUbuntu 20.04のDownloadsにDrag & Dropします。
ターミナル起動。Macの薄いキーボードではoptionキーの左上にaltの文字が無い場合があります。
Ctrl + Alt + ‘t’
Ctrl + Alt(=Option) + ‘t’
ターミナルを全画面にします。’up’は矢印キーです。
Command + ‘up’
$ cd Downloads
$ unzip en.st-stm32cubeide_1.7.0_10852_20210715_0634_amd64.sh_v1.7.0.zip
$ chmod 755 st-stm32cubeide_1.7.0_10852_20210715_0634_amd64.sh
$ ./st-stm32cubeide_1.7.0_10852_20210715_0634_amd64.sh
UNIXに慣れていない人は下記を参照ください。
下記の画面となります。
ページャーがmoreなのでSpaceで1ページ下に行って、y [Enter]を押します。
デバッガーの使用はいつかどこかで必要を迫られるので、Yを押します。
インストール先。[Enter]を押します。
sudoが必要の場合はパスワードを入力します。
下記の画面となります。最初と同じだと思います。
ページャーがmoreなのでSpaceで1ページ下に行って、y [Enter]を押します。
y
Y
最後はSegger J-Link関連です。とても長いです。
lessみたいに’G’で一番下に行ってくれるかな、と思ったのですが行きません。あと’b’も効きません。moreで’b’が効かなかったのは初めてです。
y [Enter]を押します。
これで完了です。
やることを決める
NUCLEO G474REをCPU/SoCとして使います。
SeeedのBMI088ボードをIMUセンサーとして使います。BMI088が搭載されていて、3.3V/5V対応です。
BMI088はSPIでもI2Cでも加速度と角速度を取得できますが、このボードではI2Cのみに限定されています。
計算した角度をSPI Masterが都合の良いときに取得できるようにします。
NUCLEO F446REを使わない理由
記事も多く、NUCLEO F446REも買っていたのですが、DMAを追加したらデバッガーが起動しなくなったり、色々と問題が出たため断念しました。
Start new STM32 project
GUIを使います。
Dockの位置を変えて小さくしています。壁紙も変えています。
右下の九つの点、Show Applicationsをクリックすると、下記の画面となります。
IDEがSTM32CubeIDEです。
ワークスペースを決めろ、というポップアップが出てきます。
1ワークスペースの下に、1プロジェクトの方が管理がしやすいと思いますので、きちんと固有の名前を与えた方が良いと思います。
自動的にFireFoxが起動して、マニュアルがひらかれたりします。最小化して放置しておきましょう。
しばらくすると、下記が出てきます。
協力すると、自分に良いことが跳ね返ってくるでしょう。
左上の[Start new STM32 project]をクリックします。
何の反応も無いけど、処理は進んでいるはずなのでtopでも眺めておきます。
Ctrl + Alt + ’t’
top [Enter]
ずっとjavaがCPUを使っています。
しばらく放置しておくと下記の画面となります。
NUCLEO G474RE用の環境作成なので、[Board Selector]タブを選択します。
[Commercial Part Number]のプルダウンで、すぐにNUCLEO G474REが見つかります。
右下の該当行のどこかをクリックします。
[Next]
下記の画面がポップアップで出てきます。
Project Name : g474re_sensor
Target Language : C++
[Finish]
オレンジ色の線はバグでしょう。スクリーンショットを撮らなければ出ないこともあります。
[Yes]
[No]
これ系はeagerな対応よりlazyな対応でしょう。[No]で最後まで開発できます。
インターネットから色々とダウンロードを始めます。
他のプロセスは出来るだけ終了させた方が良いでしょう。特にインターネットに接続するプロセスは。
完了すると、SoCの図が出てきます。
出てこない場合もあります。インターネットに接続するプロセスは終了させておきましょう。
10MBとか200MBとかダウンロードしています。CubeMXか、CubeMXの大事なところもここでダウンロードしていると推測します。
プロジェクトを削除して、作り直しになります。
ネットワーク回線がある程度不安定でも正常に動作して欲しいです。Safariもそうですが、光回線かつ常に安定している前提のようなタイムアウトのされかたをされるときがあります。
解像度変更 & ハードウェア設定
上の図のように、解像度が足りていないので、ここで、解像度を変更します。
物理的なディスプレイの設定を3840×2160にします。
4Kで43インチだと、文字が少し小さいです。45-47くらいが最適な気がします。それでも2Kを2台の方が普通の作業には使いやすいと思います。
Ubuntuの設定を1920×1440にします。
Analog一覧を確認します。
Timer一覧を確認します。
インターフェース一覧を確認します。
ユーザーマニュアルを用意しておく
NUCLEO G474REのピン配置が書いてある資料はUM2505です。
下記のような名前のファイルがダウンロードできると思います。以降、UM2505と呼びます。
dm00556337-stm32g4-nucleo64-boards-mb1367-stmicroelectronics.pdf
UM2505のp.30にピン配置があります。
日本語サポートは縮小傾向
※日本語に翻訳した資料は、最新の英語版とは異なる可能性があります。製品の概要をご理解いただくための補助的参考資料としてご利用ください。
ST以外のSoCを使った開発で英語の資料を読んでなくて、「動かない。動かない。」と悩み続ける人がいます。上述のようにばっさりといってくれると助かります。
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